生徒会の姫と秘密

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「...さん!...らさん!...神楽さん!!」

誰かに名前を呼ばれてるなー。
なんて、思ってハッとする。

「は、はい!」

ビックリして返事をした私をクラスメイトがクスクスっと笑っている。

そりゃ、そうだよね〜
地味子の私が寝てて怒られてたら、いい気味だと思うよねー。


「神楽さん、寝てるってことは余裕で解けるのよね?あの問題解いてもらえる?」


そう言われて、黒板を見ると...

げっこれってめっちゃ難しいやつだよね?

まぁ余裕だけど(笑)。

心配そうに、こっちを見ている瑠衣に大丈夫だよと微笑んで黒板の前に行く。


「じゃあ、解いてくれる?」