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『......ん...芽依...ん...芽依ちゃん』

柚ちゃんの声がする。

これは、夢...?

『芽依ちゃん、いつになったら来てくれるの?』

来てって言われても......

「場所が分からないよ」

『芽依ちゃんの意地悪。来てくれないなら、わたしが行くよ?』

柚ちゃんの冷たい言葉に、ヒヤリとする。

来てくれるなら、それはそれでいい。

でも、他のみんなに危害を加えられると困るのだ。

『芽依ちゃん、もう時間切れ。わたしが芽依ちゃんの所に行っちゃうから、それで、芽依ちゃんになんにも無くしてあげる』

そして、ふふっと笑う。

『そしたら、芽依ちゃんはわたしの所に来てくれるよね』

無邪気な笑みに、怖ささえ覚えた。