生徒会の姫と秘密


部屋の外に出ると、尊たちがニヤニヤとしていた。

"たち"というよりかは、主に尊と真斗なんだが...。

翠は、ニヤニヤというか、ネトーっとした笑みを浮かべていた。

「良かったわね〜!珀ちゃん!」

「襲っちゃダメだからね!」

ニヤニヤしながら、2人が俺に言ってくる

「うるせえ。」

「おー...怖い怖い!」

「さ...行くわよ!真斗!」

「うん!ほらほら、2人も!」

翠と飛鳥の背中を押しながら4人は行ってしまった。



しばらくすると、ガチャリと扉が開いて芽依が出てきた。

「着替えたか?」

「...ん。」

コクリと頷く芽依は、熱でフラフラとしている。

「具合悪いんだろ。寝ろ。」

自分の理性を抑える為にも、芽依をベッドの方にいかせる。