生徒会の姫と秘密

「ん〜...」

芽依が、目を覚ましだした。

「芽依!あんた、大丈夫なの!?」

尊が、即座に声をかける。

でも、芽依はぼんやりとしているが、なんとか、体を起き上がらせようとしていた。

「あ〜!みことだぁ〜。」

「は...?」

「いつもの、めいっちと違う...。」

うるっとした瞳が俺をとらえると、今度は...

「はく〜!だっこぉー!」

「「「「「...は?...」」」」」

必死に俺の方に手を伸ばしてくる。

こいつ、絶対、正常じゃない!

「珀、ほら抱っこしてあげなよ。」

翠が、意地悪く微笑む。

「珀ちゃん、ほら、早く。ラッキースケベタイムよ。」

尊まで、何言ってんだ。