「芽依、入りなさい。」 「はい、失礼します。」 ここは、応接室。 畳張りで、かなり広い部屋。 理事長の用っていうのが、どうやら陰陽師の依頼だったみたいで、じいちゃんに呼ばれたのだ。 「おぉ、君が芽依ちゃんか。瑠衣がお世話になっているそうで、話はよく聞いてるよ。」 「いえ、とんでもない。私こそ、お世話になるばかりですよ。」 歳は、40代くらいかな、瑠衣に似てる。 「では、さっそく、本題入らせてもらおうかな。」 「はい」