生徒会の姫と秘密


時は流れて、いよいよ、お祭りの日がやってきた。

まぁ、お祭りと言ってもそんな、大きいものではなく、ここら辺の人が少し来るくらいなものだ。だから、同じ中学だった人とかは特に来ないんだよね。
まぁ、よかったよかったって感じなのよね


「海都!頑張ろうねっ!!」

「うん!!そうだね!がんばろー!」

「「エイエイっオー!!」」

今日ばかりは、いつも付けているメガネをとって、髪型もいつもの三つ編みとかではない。

巫女さんが来ているような、上が白い白衣(はくえ)と呼ばれるもので、下は赤い袴。上の白衣には、袖のところの、赤いリボンのようなものが着いている。

髪だって、腰まである長い髪をサイドの部分を少しだけ残して、後ろでひとつに白いヒモで束ねてある。

そして、大きな金色の髪飾りを付けて、いつもはしない、お化粧を、母さんがしてくれた。

でも、なんというか、地味でブスな私が、こんな綺麗な格好したら、余計キモいと思うんですが......。