生徒会の姫と秘密

また、ちょっと慌てたような言い方になってからかわれると思ったら

「まっ、いいんじゃない。同意の上でなら。」

「うんうん!だって珀ちゃんめいっちのこと好きなんでしょ?」

「アプローチしてかないと、他のやつに取られるよ〜(笑)」

「ガンバレ、ハク」

「は?え、なんで...」

なんで、知ってんだよ

コイツら...

「だって、珀ちゃんバレバレじゃない(笑)」

「そうそう!」

「芽依のことになるとすぐ焦るじゃん」

「バレバレ、バレバレ...」

俺ってそんなに分かりやすいのか?!


「でも、ケガ人は安静にさせなきゃダメよ!!」

「あ、うん。でも、離れないんだけど...」

「ファイト!珀ちゃん。先にオレら帰るからー!バイバイ!!」

え、マジかよ

この、ひっつき虫状態の芽依を1人ではがせってか?

やっとの思いで、なんとか、引き剥がしてベッドに芽依を寝かせた

そして芽依はこの後、2日間起きなかった