生徒会の姫と秘密


「抱っこ!」

理性もたないんだけど

仕方なく、ベッドに腰を下ろして芽依を抱き寄せる


「スー...スー...」

しばらくして、規則正しい寝息が聞こえてきた


おい、マジかよ

この状態で寝るって...
誰か、来たら...

芽依を引き離そうとしても、なかなか離れてくれない


ーガラッ


「珀ちゃん、何してるの?」

「うわー!珀ちゃんケガ人に...!!」

「珀、ヤラシイ」

「ヤラシイ...」

「な!違う!...!」

全部、見られた...

「その慌て方が怪しいわよ」

「うわー!珀ちゃんってケガ人を襲うような人だったのー?」

「珀、サイテー!」

「...コクコク」

「別に、そんなんじゃ!!」