一匹狼と野良猫。



フッと笑って、更に顔が近づく。

そして、そっと口付けされる。


顔に彼のサラサラな髪が触れた。

そしてゆっくり離れ、

こちらを見下ろす綺麗な顔に緊張し、

目をぎゅっと瞑る。



再び唇が塞がれた。



「っ!?」



ビックリして声にならない反応をする。

目を開くと、彼は満足そうに笑っている。


ぷしゅ〜っと頭から煙が出てないかと思うくらい

顔が熱い。



「顔まっか」



そう言って彼は人の頬でむにむにと遊ぶ。

そして、ゆっくり抱き締められ、

充電。と呟いた。