怪しげな微笑み。 割れたガラスに触れるよ様な血で汚れた指先。 語りかけてくる響く事のない声。 吐き気がする。 私の身体が全て拒絶する。 こちらに向けられる手に 何度振り払おうとしただろう。 話しかけられる声に 何度鼓膜を突き破ろうとしただろう。 いい思い出など、 何も無い。