その時、私はとてつもなく重要なことに気づいてしまったのだ。 水無瀬くんを置いてきてしまったーーーー どうしようどうしようどうしよう… お母さんと喧嘩して怒ってたからいつもよりも早く家を出てしまって、水無瀬くんを私の家の前で待ち伏せて、通ったら一緒に行くのを忘れてしまった。