「なんか、元気なさそうだし、体調も悪そうだからさ。
なんかあるならおれに相談したら?」

涼くんには誤魔化せないなぁ…

と思って私は晴翔との一夜の過ちとお腹に赤ちゃんがいることを涼くんに打ち明けた。

涼くんは何も言わず最後まで私の話を聴いてくれた。

そして口を開いた。

「梨々香、お前ちゃんと相手の男と話した方がいいんじゃないか?」

「私は彼に言いたくないの。
迷惑かけたくないの。」

私がはっきり涼くんに意思を伝えると

「梨々香…。」

と私の名前をつぶやきすこし考えてこう言い始めた。