すこし車を走らせ、住宅地を抜け大通り沿いにあるすこし小洒落たカフェに到着した。 「外観可愛いね。」 「梨々香、こういうとこ好きかなって。 居酒屋とかも考えたけど、せっかくならと思ってさ。」 涼くんは私のことをよく考えてくれる…。 すこし元気になったよ。 「ありがとう。涼くん。」 と心の底からお礼をいう。 「うん。」 と涼くんは嬉しそうに頷いてくれた。