「そんな子供じゃないんだから、ひとりで帰れるよ。
親切にするのは彼女にしてあげなさい。」

といって振り切ろうとしたが頑固者の結城くんは一歩も引かない。


「いや、やっぱり心配なのでついていきます!」
いや、それはそれで犯罪だからね、と心の中でツッコミを入れながらもうなにをいっても引いてくれないだろうと思い私は諦めることにした。

「わかった。そのかわり、いまからいう秘密は守ってね。」

はいと子供みたいに手をあげる結城くん。