「梨々香どうだった? 体調は大丈夫?」 と優しく声をかけてくれる花音に 「花音の言う通りだった。 私、妊娠してるって。」 「おめでとう! 梨々香はどうするの? てゆうか、本当に妊娠したこと晴翔には話さないつもり?」 と本当にそれでいいの?と言いたげな表情をみせる花音に うんと言葉を発さずにうなづいた。 晴翔に言わない方がいいんだ。 それが晴翔のため。 そう思ってたのが自分だけだったことに気づくのは遥か先のこと‥