「帰ります」



「帰すわけ無いじゃん」



「まだなにか?

部長が、好きなのは私の体

私は部長の心が好きなんです」



涙でぐちゃぐちゃな顔は

今までに見せたことのないくらい不細工だろう



「そんなわけ
「ないんですか?

さっきだって家に入った途端。」



思い出すと涙がどんどん溢れてくる。

最悪のクリスマス



「違う。さっきは離したくなくて。必死で。」




「なんで?部長には彼女がいるじゃないですか」




「あぁ゛゛゛゛゛」



イラつく部長。

こんな感情的な部長は初めて見た。




「別れたんだよ!」



なんだそう言うこと、
彼女もセフレも失うのが嫌だからって



「最低っっ彼女と別れたからって
「ちげえよ。

鈴香。お前のことが好きになったからだよ」




「なっそんなわけ無い
彼女と別れたからそう言ってるだけです!」



そんな言葉に騙されない。



「はぁ…そうだよな」


急に弱々しくなる部長。


もうなんなの!!