宏の寝顔の破壊力といったら、言葉では言い表せない。
とにかく可愛くて、何度見ても飽きない。
かっこいい顔から想像もつかないくらい幼くなって、可愛い。
「…まつ毛長い、肌綺麗羨ましい…男の子なのに」
完璧すぎるその容姿が憎たらしく、頬を突いてやるけどピクリともしない。
本当に気持ちよさそうに寝ていて、起こすのが可哀想になってくる。
だけど起こさないと遅刻してしまうため、体を揺らそうとしたその時。
「きゃっ…!?」
突然腕を掴まれ、そのまま引っ張られる。
気づけばベッドの上に倒れ込んでいて、背中には宏の手がまわされていた。
「宏、起きてたの?」
こんなこと、今までに何回もあったからもう慣れてしまった。
宏は朝、寝ぼけていることが多く、よく抱き枕と勘違いされてしまう。



