クール系幼なじみの溺愛暴走警報




「ご、ごめんね…!」



慌てて青谷くんから離れたはずなのに、まだ胸はドキドキとうるさい。



「桜、顔赤いけど大丈夫か?」
「あ、赤い…?うそっ」
「本当だぞ?しんどいのか?」



すると青谷くんの手が私の額に当てられる。



「……っ」



また触れられたことで、私の顔の温度はまた上昇してしまった。



どうしよう、すごくドキドキする。
本当に胸が苦しい。



「ほら、やっぱり熱いぞ?」
「だ、大丈夫…だから、その…離してほしいです」



これ以上触れられてしまうと耐えられないと思い、青谷くんの方を見てお願いする。



そしたら何故か青谷くんの頬も赤く染まりながらも、ぱっと私から離れてくれた。



「ご、ごめんな…!
うわぁ、不謹慎なことしたよな俺。

桜は女の子なのに」



女の子なのにって言葉にすら、ドキッとしてしまった私。