クール系幼なじみの溺愛暴走警報




ーーー「なーんかありそう」



昼休み。



またいつも通り四人でご飯を食べていると、莉子ちゃんが私の方を見て口を開いた。



「え…?何かって?」



「三角関係になったら美味しいよね」
「それは見たいかも」



莉子ちゃんに続いて風和ちゃんと由紀ちゃんも頷いている。



「ねぇ、美羽って青谷のことどう思う?」
「青谷くん…?」



どうしてここで青谷くんが出てくるんだろう。
莉子ちゃんの質問がうまく理解できない。



「みんなに優しくて、フレンドリーな人だなって思ってるよ」



とりあえず私の思ってる青谷くんのことを話してみたけど、三人は首を横に振った。



「違う、そうじゃなくて」
「……あっ、じゃあさ」



莉子ちゃんが話してる途中に今度は由紀ちゃんが私を見て話し出す。