クール系幼なじみの溺愛暴走警報




「今日?突然だね」
「なんか連絡し忘れてたらしい」



「でも委員会に入ってから今日が初めての仕事だからな、頑張らないと」



「そうだな」



青谷くんが私の言葉に笑顔で頷いた。



あっ、そういえば今日残るんだったらちゃんと宏に言わないと。



今日は一緒に帰れないって。
そう思い宏の方を向けば、たまたま彼が私を見ていた。



そんな宏はクールモードで、私を少し睨むように見つめてきた。



そんな表情されるのは慣れないな、と思いながらも宏の席へと向かう。



「宏、あのね…」
「知ってる。委員会あるから一緒に帰れないってことだよね」



あれ、どうやらご機嫌ななめ…?
明らかに不機嫌な声だった。



何かあったのかな?



不思議そうに見つめるけど、宏の不機嫌な表情は変わらない。