これが、恋?
今までどう説明していいのかわからなかった感情が、全部恋ってこと?
じゃあ今までの気持ちは、一時的なものなんかじゃなくて全部、宏に恋する気持ちだったんだ。
宏が、好き。
さっき青谷くんが言っていた、男の人として好きっていう気持ちが、つまり恋する気持ちなんだ。
「青谷くん、私……宏に、恋してる」
「うん、いちいち言わないでほしいかな」
「わっ……」
そしたらなぜか、青谷くんに頭をわしゃわしゃと撫でられてしまう。
「青谷くん、髪がボサボサに……」
「でもまぁ、頑張れよ」
「えっ……?」
「ちゃんと全部、柊と話すこと。
俺がここまでしたんだからな」
青谷くんはそう言って笑った。
どこか切なげに見えなくもない笑顔で。



