クール系幼なじみの溺愛暴走警報



ーーーお昼休憩になり、みんなは教室に戻ったり、学食に行ったりしてお昼を食べる。


私たち四人はいつものように教室へ戻り、ご飯を食べることになったのだけれど……。



「いやぁ、お前ら二人に任せてすまないな」
「これは保健委員の仕事じゃない気がするんですけどね」


担任の先生がどうやら球技大会設営の担当らしく、何故か私と青谷くんが先生に呼ばれ、サッカーコートの白線を引き直す仕事を任されてしまった。


先生は『保健委員だから』と理由付けされたけれど、どちらかといえば体育委員がやるべき仕事だろう。


青谷くんはそのことについて冗談っぽく文句を言いながら、白線を引き直していた。



「いやー、体育委員が見当たらなかったんだよな」
「絶対探すのが面倒くさかっただけですよね」
「まーまー、そう言わずに」


青谷くんと先生のやり取りはなんだか軽快で面白く、思わず笑ってしまった。