ど、どうして……！？
もしかして二人、付き合ったって、こと？
「わぁ、二人とも大胆だね」
「……ひゃ」
思わずその場で固まっていると、いつのまにか隣にやってきた宏の声が聞こえ、驚いてしまった。
「美羽、ああいうの見たいタイプなんだ」
「ち、ちが……」
「じっと見つめてたね」
動けなかっただけなのに、宏にそう言われて顔が熱くなってしまう。
「美羽って意外と興味あるんだ」
「そ、その……本当に」
「じゃあ俺たちもする？」
宏は余裕そうな表情をしているから、きっとからかっているだけ。
それなのに、私は単純だからすぐドキドキしてしまう。
「肯定って、ことでいい？」
「だ、ダメ……」
「さっきまではしゃいでたのに、どうしたの？」
「ひ、宏のせいなの……」
ダメだ。
ドキドキする気持ちが止まらない。
