それをかき消すようにして改札を通り、由紀ちゃんたちを探す。
三つ手前の駅の時に、『着いたよ』って連絡が来ていたからもういるはずだ。
人通りが激しい中、周りを見渡していると……見つけた。
遊園地までの道のりが書いてある、大きな地図の看板の近くに、二人の男女が並ぶ姿があった。
由紀ちゃんは耳にイヤリングをつけ、髪を後ろで束ねていた。
服装もオシャレで大人びている上に、さらに綺麗な容姿が目立っている。
そして、そんな由紀ちゃんの隣にいる人が……
彼女の、好きな人。
見るからに優しい雰囲気を醸し出しているその人は、誠実そうな人だった。
顔も整っていて、こげ茶色の髪が似合っていた。



