「ひ、宏……」
「こんな格好してたら、簡単にこういうことされるんだよ」
宏は私の反応を見て、楽しそうに笑っている。
「だ、ダメだよ宏……っ」
宏の手首を掴むけれど、彼の力には敵わない。
「じゃあ、どうする?」
「ど、どうするって……」
選択は一つしかないくせに。
これ以上逃げたって、きっともっとひどいことされるかもしれない。
「宏に、キスする……」
自分で言っときながら、恥ずかしくなって宏に抱きつく。
「恥ずかしいからって俺に抱きつくの、ずるいよ美羽」
だけど宏には全部お見通しのようで、引き剥がされてしまう。
さっきまで私をがっちりと固定していたくせに、本当にされるがままだ。



