クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「ひ、宏……今なんて」
「そんな格好するって聞いてないよ」


宏は少し私と隙間を作って、じっと見つめてきた。
私も見つめ返すけれど、なんだかドキドキしてくる。



目の前にいる宏は、真剣な表情をしていた。
それが色っぽい表情に見えて、私の目がおかしくなってしまったんじゃないかと不安になる。


今まで宏の真剣な表情は数え切れないくらい見てきたのに。

見え方が変わるなんて明らかにおかしい。


それでも胸の高鳴りはおさまらなくて、宏を見つめるのもギリギリの状態だった。



「今日、デートでしょ?
だから可愛い格好しようと思って……変、だった?」


ドキドキしすぎて、朝のことなんて考えてる暇はなかった。

それに、断ろうと言ってきたってことは、私が変な格好だから隣に歩くのが嫌、とか……?


途端に不安になり、宏の答えを待つ。