ーーー学校に着き、それぞれの席に座るとそこから宏はクールに切り替わる。
じっと宏を見つめれば、彼は無表情だった。
学校ではこんなにもクールなんだけどなぁ…どうして私の前だとあんな甘えん坊になるのか。
不思議だったけど、小さい頃からの付き合いだからかなって一人で納得する。
「あ、あの…、柊くん…!」
その時、同じクラスの女の子数人が宏に話しかけた。
女の子たちは明らかに緊張していた。
「……何?」
なのに宏は追い討ちをかけるようにして、不機嫌な声を出した。
その返事はやっぱり素っ気ない。
「きょ、今日ね、男女数人で遊ぼうってなってるんだけど柊くんも…」
「そういうの無理だから」
まだ女の子が言い終わってないのにきっぱりと断ってしまう。



