クール系幼なじみの溺愛暴走警報




「宏と私は幼なじみだから」
「付き合えない?じゃあ連絡先、消す?」
「どうしてその選択しかないの?」


ここまで迫られる理由がわからない。


「今日、青谷と一緒に帰ってたよね」
「え?どうして知って」

「たまたま見たんだよ。どうせなら見るんじゃなかったんだろうけど……気が気じゃない」


宏の手が、私の頬をなぞるように触れた。

そんな宏の瞳は真っ直ぐで、吸い込まれそうになり、そらせるわけがなかった。



「それに俺たちはもう恋人紛いなことしてるよ」
「う、嘘だ」

「じゃあキスはどうやって説明する?幼なじみって普通にキスするんだ」


確かにそうだ。
幼なじみなのにキスするだなんて、おかしい。


でも実際、私と宏は幼なじみなのだ。