クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「なんだったんだろ……」


タンスにしまってあるタオルを取り出し、濡れた部分を拭きながら今日の放課後のことを思い返す。


よくよく考えてみれば、青谷くんの態度にどこか引っかかる場面はいくつもあったかもしれない。


別れ際だけでなく、掃除が終わり帰るまでの間に何度も。



「それにしても……」


濡れた部分を拭きながら、思う。
そこまでひどく濡れていないことに。


青谷くんが私のことを気にかけながら傘をさしてくれたおかげで、ひどく濡れずに済んだのだ。


本当に今度、何かお礼をしないといけないなって思った。



「よしっ」


タオルを置き、今度は着替えようと自分の部屋へと向かう。


その時にスマホが音を立て、スカートのポケットからスマホを取り出しながら部屋へと入った。