ーーー「本当にごめんね!わざわざ家まで……」
あれから電車に乗り、なんと青谷くんが私の駅で降りて家まで送ってくれたのだ。
何度もいいと断ったのだが、『もう降りたし、電車もいったから送る』って言われてしまった。
「いいよ、別に気にしないで。
でも肩とか濡れてるかもしれないから、ちゃんと拭いたり着替えたりするようにな。
もし寒かったらお風呂も先に入ろよ」
「ふふっ、なんだかお父さんみたいだね」
「なんだよそれ、お父さんは複雑だな」
「褒め言葉だよ。心配してくれてありがとう」
青谷くんには今日、本当に頼ってばかりで助けられた。
「別に気にしなくていいからな?」
青谷くんは優しい笑みを浮かべ、右手には傘を持ちながら、空いている左手を伸ばして私の頭をぽんぽんした。



