クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「全然迷惑かけてくれていいんだけどな」
「そんなのダメだよ……って言いながら、今も迷惑かけちゃってるよね」


ごめんねと言って青谷くんに謝る。


「そんな謝る必要なんてないから。
意外とこの状況に喜んでたりして、俺」


「えっ……?」
「まあそこまで気重く考えなくていいから」


なっ?と笑いかけられ、素直にその言葉に甘えることにした。


「うん、ありがとう」
「どういたしまして。雨、ひどくならないといいな」
「うん、そうだね」


どんよりとした空の下で、私は青谷くんに肩を抱かれながら駅までの道を歩く。



やっぱりこんな風に触れられるのは慣れていなくてドキドキしたけれど、なるべく意識しないように心がけた。