クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「青谷くんに連絡してたの」


それなのに、三人とも目を丸くして固まってしまう。


「え……三人とも、どうし」
「一体どういう経緯で!?」


真っ先に反応を示したのは風和ちゃん。
その目はキラキラと輝いている。


「どうって……友達の証、として?」


青谷くんがそう言ったから、多分そういうことなのだろう。



「友達の証?
それ、どっちから言ったの?」


由紀ちゃんは、納得のいかない顔をしている。
どっちからって……そこまで大事なことではない気がするのは私だけ?


「青谷くんからだよ」
「……ってことは、もしかして!?」
「はい風和、それ以上は何も言わない」


机に手をついて、ガタッと勢いよく立ち上がった風和ちゃんを落ち着かせるようにして、莉子ちゃんが声をかける。


えっと……一体三人は何をしているの?
なんだか演劇でも見ている気分だ。