クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「これで全部か。
美羽、何かわからないところとかある?」


最初から最後まで全部丁寧に教えてくれた宏には感謝の気持ちでいっぱいだ。


「ううん、大丈夫。ありがとう」
「頑張ったのは美羽だから、自分も褒めないとね」


偉い偉い、と褒めながらまた頭を撫でられる。
だけどやり切った感がある今、頭を撫でられるだけじゃ物足りなかった。



優しく包まれたい。
つまり抱きしめてほしい。


なんていうか、ドキドキするよりも落ち着く抱きしめ方がいいな。



その時ふと、いい考えを思いついた。
宏に抱きしめてもらうんじゃなしに、自分から抱きつけばいいのだ。


そうすればドキドキなんてしないはず。
我ながら名案だと思い、まだ頭を撫でられていたけれど、迷わず宏に抱きついた。