クール系幼なじみの溺愛暴走警報



「わかる……わかるから、ダメ」
「ダメって?」
「宏、耳がくすぐったいの」


限界の合図で軽く頭を横に振れば、宏は楽しそうに小さく笑って私から離れた。


「さすがにやりすぎたかな。
ごめんね、美羽」


距離をあけた宏は、最後に私の頭を撫でて元の場所へと戻った。


宏に撫でられるの、好きだな。
抱きしめられたらドキドキしちゃうけれど、これだと落ち着いて気持ちいい。

だけどそんなこと言えるはずもなく、向かい合って座る宏は私が問題を解き終わるのを待っている。


まだ少し落ち着かないけれど、我慢して問題を解く。

はじめこそ時間はかかったけど、最後まで解き終わることができ、次のページへと移動する。


そうして約一時間ほど集中して勉強をし、ようやく明日の小テストの範囲が終わった。