「……今、美羽何か変なこと考えてた」
「へ……」
つい考え事をしていた私の頬を軽くつねる宏。
「ひろ…?」
「何考えてたの?俺に教えて」
「何って…宏のこと、考えてた」
ただでさえ人気がある宏のギャップをみんなが知ったら、もっと人気になるなって。
そう考えたら嬉しくて、本当の宏をみんなにも見せればいいのにって思う。
「……っ」
「宏?どうしたの?」
そしたら何故か、宏に抱きしめられてしまう。
抱きつく感じじゃなくて、今度は私を優しく包み込むような抱きしめ方。
これも好き。
宏に抱きしめられるのも好きだ。
「美羽、反則…可愛いことしないで」
「反則…?何か私違反しちゃったの?」
家族ルールとか、あるのかな。
そんなのがあるって聞いたことないけど、もしあって違反してしまったのなら一大事だ。



