若頭からの愛に困ってます



とりあえず、ベッドに横になり。



タンコブが出来てる所に若さんが氷枕を入れてくれた。



横になり、体の右側だけベッドの上に乗せ優しい手つきで私の頭を撫でながらカズさんは事情を教えてくれる。



「とりあえず、愛梨さんはどこまで記憶がございますか?」



記憶?



昨日のことも一昨日のことも覚えてるし……。



今日なんか朝寝坊して授業始まるギリギリに教室に着いちゃって!



もう、それは大変だったよ!


家から学校までバスと電車使わないといけないし、しかも今夏よ?真夏よ?



真夏にダッシュだから、学校に着く頃には干からびそうになったもん!