気がついたら俺は、真っ白で何も聞こえない、不思議な場所にいた。
(ここは何処だ?俺は…死んだのか?じゃあここは天界なのだろうか?)
あたりを見回しても何も無い。
どこまで歩いて行っても、ただ真っ白な世界が広がっているだけだ。
俺はその場に座り込んだ。
まだ、たくさんやり残したことがあるのに…
まだ、高校生ただっていうのに…
俺の人生はここで終わりなんだな。
視界が滲み、涙が溢れそうになったその瞬間。
どこからか、とても透き通っていてオーボエの音のようにキレイな声が聞こえた。
「お願い!目を覚まして!この世界を……」
「助けて…!!」
その声につられるように俺は歩き出した。
すると、突然光が溢れ出して…
*******
「…きて、起きて…」
「目を覚まして…!」
ゆっくりとまぶたを持ち上げる。
何故か視界がボヤけている。
だが、しばらくすると段々とクリアになっていき、
目の前に少女がいる事に気づいた。
ん?少女?人?
「う、うわぁぁぁぁ!」
「キャァーーーーー!」
俺が起き上がって叫ぶと、その少女もつられたように叫んだ。
「あ、あの…誰…ですか?」
俺が恐る恐る聞くと、その少女は一瞬ポカンとしてから、何か思いついたようにポン!と、手を合わせた。
「ごめんなさい!いきなり目の前にいてびっくりしたわよね?」
その声はあの時。あの、何もない世界で聞こえた天使のような声にそっくりだった。
少女は立ち上がるとニコッと笑って話し始めた。
「私の名前はフルーレティ。人界の守護神『ディオーネ様』につかえる、天使よ。生死の境目をさまよっていたあなたをここに導いたの。」
「じゃあ、やっぱりあの声は君だったんだね。
…そういえば、この世界を助けてってどういう事なんだ?」
フルーレティは少し困ったような顔をすると、口を開いた。
「長くなっちゃうから…場所を変えましょう。」
そういうと、フルーレティは目を閉じ手を空にかざし何かを唱えた。
すると、俺とフルーレティの周りを水色の光が包み込み、俺の視界はひかりにのまれた。
(ここは何処だ?俺は…死んだのか?じゃあここは天界なのだろうか?)
あたりを見回しても何も無い。
どこまで歩いて行っても、ただ真っ白な世界が広がっているだけだ。
俺はその場に座り込んだ。
まだ、たくさんやり残したことがあるのに…
まだ、高校生ただっていうのに…
俺の人生はここで終わりなんだな。
視界が滲み、涙が溢れそうになったその瞬間。
どこからか、とても透き通っていてオーボエの音のようにキレイな声が聞こえた。
「お願い!目を覚まして!この世界を……」
「助けて…!!」
その声につられるように俺は歩き出した。
すると、突然光が溢れ出して…
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「…きて、起きて…」
「目を覚まして…!」
ゆっくりとまぶたを持ち上げる。
何故か視界がボヤけている。
だが、しばらくすると段々とクリアになっていき、
目の前に少女がいる事に気づいた。
ん?少女?人?
「う、うわぁぁぁぁ!」
「キャァーーーーー!」
俺が起き上がって叫ぶと、その少女もつられたように叫んだ。
「あ、あの…誰…ですか?」
俺が恐る恐る聞くと、その少女は一瞬ポカンとしてから、何か思いついたようにポン!と、手を合わせた。
「ごめんなさい!いきなり目の前にいてびっくりしたわよね?」
その声はあの時。あの、何もない世界で聞こえた天使のような声にそっくりだった。
少女は立ち上がるとニコッと笑って話し始めた。
「私の名前はフルーレティ。人界の守護神『ディオーネ様』につかえる、天使よ。生死の境目をさまよっていたあなたをここに導いたの。」
「じゃあ、やっぱりあの声は君だったんだね。
…そういえば、この世界を助けてってどういう事なんだ?」
フルーレティは少し困ったような顔をすると、口を開いた。
「長くなっちゃうから…場所を変えましょう。」
そういうと、フルーレティは目を閉じ手を空にかざし何かを唱えた。
すると、俺とフルーレティの周りを水色の光が包み込み、俺の視界はひかりにのまれた。

