その日は学校に行けなかった。
親に迷惑と心配をかけたくなくて、彼氏の家で落ち着くまでベットで横になっていた。

そろそろ帰らなきゃ、
そう思って立ち上がる。

「大丈夫、怖くない。」

そう自分に言い聞かせて。

その日はなんとか家に帰れた。
親にはバレないように元気なふりをして。
学校であったことなんて何もないけど、何か話さなきゃって思って何もかも作り話をした。
お母さんは、嬉しそうに学校であったことを聞いてくれた。