5人の王子とお姫様!



呆れたように楓斗は言葉を続ける。


「俺はただ、こいつが飯に食い付かねーのがおかしいから熱でもあんのかと思っただけだ」


……うん、なんだろう。


楓斗の優しさが痛い。


悪気がないからこそ、逆に怒れない…。



軽くショックを受けてると。



「そんなん深呼吸でもすれば治るでしょ。
てかあんたら煩い」



横から鋭く素っ気ない声が突き刺さる。


すこぶるご機嫌斜めな理沙子姐さん。



親睦どうのこうので、無理やり連れてこられたのだから、まあ……



当然といえば当然、だけども…。



怒りの矛先をこっちに向けないでほしい。


ピリピリした視線と空気を交わして冷や汗。



理沙子姐さん、いい人だけど、やっぱり怖い…。