5人の王子とお姫様!




幼さを残しつつも、その整った顔を間近で見ることが普段ない私は、柄にもなくドギマギした。


普段は気にするほどじゃないのに。



「…だ、いじょぶ…だから」


パッと目を逸らす。


普通にしてたら、全然平気、なんだけどな…。


何だか複雑な心境の中、おでこに何かが当てられた。



「…っ」


「熱はないな」



触れたのは楓斗の、手。


真剣に対応してこられて、思わずビクリ。



え、と……



楓斗がいつもと、違う…?


ん?と首を傾げながら、私もいつも通り平常運転。


……とまではいかないらしい。



よく分かんないけど、耳が熱くなってきた。


何だろう、これ…と思っていると。




「あぁああー!また抜けがけしてるー!」



いつもの事ながらうるさいな、と機嫌が再び急降下。


同時に、楓斗の手も離れていった。



「はあ?お前はそれしか言えねーのかよ」