5人の王子とお姫様!




それは、数時間前に遡る。



「今日はみんなでのんびりどこかに行きたいと思うんだけど、どうかな?」


「僕なんか食べたいなぁ〜」


「お、さーんせい!」


イエイ♪と、手を叩き合う琉羽と光邦。


…プラス、つられる聖。



もう、勝手にやって……と、背もたれに脱力する。


行かない、断固拒否を体で表現して見せたにも関わらず。



「さ、行こ行こっ」


「……え、いや…ちょ…」



強引に腕を引かれてやって来た……と、いうオチ。



思い返せばいつもそんなものだった。


流れ流され、またこれだ。



馴染みすぎたこのパターン。


ほとほと自分に呆れてどうしようもない。



「もぉ、機嫌直してよ。ね、あーまね♪」


「‥…別に、機嫌悪くないもん」


言いながら、唇を尖らせる。