それは、数時間前に遡る。
「今日はみんなでのんびりどこかに行きたいと思うんだけど、どうかな?」
「僕なんか食べたいなぁ〜」
「お、さーんせい!」
イエイ♪と、手を叩き合う琉羽と光邦。
…プラス、つられる聖。
もう、勝手にやって……と、背もたれに脱力する。
行かない、断固拒否を体で表現して見せたにも関わらず。
「さ、行こ行こっ」
「……え、いや…ちょ…」
強引に腕を引かれてやって来た……と、いうオチ。
思い返せばいつもそんなものだった。
流れ流され、またこれだ。
馴染みすぎたこのパターン。
ほとほと自分に呆れてどうしようもない。
「もぉ、機嫌直してよ。ね、あーまね♪」
「‥…別に、機嫌悪くないもん」
言いながら、唇を尖らせる。



