5人の王子とお姫様!




「琉羽は何お願いするの?」


「んー、なーいしょっ」


しぃっと唇に指を当てて可愛く小首を傾げる琉羽。


内緒と言われたら仕方ない。


願い事は、人に教えたら叶わないとも言うし。



「なあ、何書いたん?」


「見るな」


光邦が覗き込もうとして、楓斗がランタンを後ろに隠す。


「ケチケチすんなや〜」


「こら、光邦。無理に見るものじゃないよ」


そこに、笑う聖の仲裁が入る。


「それに、願い事は秘密だから意味があるものだよ」


「ほんなら聖も秘密なん?」


「そうだね、人に見せるのは少し恥ずかしいかな」


「なら俺も内緒にしとこ。空は?」


「……俺も言わない」


書き終えた空が、ランタンを軽く抱きしめて光邦に見られないように背を向ける。