『大切な人たちと、これからも笑って過ごせますように』 浮かんだそれを、静かに頭の隅へと追いやる。 それは、願うだけじゃなくて、自分で叶えないといけないことだから。 『お前が彼らに優しくしてやれ』 そんなお父さんの言葉が頭に浮かぶ。 学校という場所は楽しいと、怖がらなくていいんだと教えてくれた。 優しくしてくれて、沢山嬉しい言葉をくれて、私を受け入れてくれた。 私はみんなに、その分、いやそれ以上、うんと優しくして恩返しがしたい。 だから、願い事は書かなくていい。