5人の王子とお姫様!




『大切な人たちと、これからも笑って過ごせますように』


浮かんだそれを、静かに頭の隅へと追いやる。


それは、願うだけじゃなくて、自分で叶えないといけないことだから。



『お前が彼らに優しくしてやれ』


そんなお父さんの言葉が頭に浮かぶ。



学校という場所は楽しいと、怖がらなくていいんだと教えてくれた。


優しくしてくれて、沢山嬉しい言葉をくれて、私を受け入れてくれた。


私はみんなに、その分、いやそれ以上、うんと優しくして恩返しがしたい。


だから、願い事は書かなくていい。