5人の王子とお姫様!








「はい、天音の分」


「ありがとう」


琉羽からランタンを受け取る。



文化祭、大変なこともあったけど楽しかった。


この時間がもう終わりなんて、寂しい。


でも、きっと大丈夫。


また笑って、みんなで来年の文化祭も迎えられる。



「天音は願い事何書くの?」


「私、は……」


受け取ったランタンを持つ手に少しだけ力が入る。


願い事なんて、考えたこともなかった。


しいて言えば、中学の頃は早くこの地獄が終わるようにと願っていた。


だけど、今は……



「私は、書かない」


「えー?願い事ないの?」


「……今が楽しいから」


みんながいてくれて、毎日が騒がしいけどそれすら大切で、これからも大事にしたくて。


それだけで私は幸せだと思えるから。


これ以上望んだらバチが当たりそう。