5人の王子とお姫様!




その後、どうなったかというと……




「……え。みつ、くに……?」


私は今、ものすごく驚いていた。



「あっはは!!みっつー、それどーしたのっ?」


横で大爆笑中の琉羽。


……うん、わかる。


笑いたい気持ちは素直にわかる、けど……



「ごめんね、光邦…」


「そう思うならはよ止めて」


……ごもっとも。



殴られたのか、頬に湿布を貼る光邦がぶすくれるのを見て、今回こそは本気で同意した。


すごく、痛そう。



楓斗、意外と喧嘩っ早い…。


というか、楓斗は手、大丈夫かな…。


また一つ、心配事が増えてため息をついた日だった。