5人の王子とお姫様!




そして、帰り道。


「ねえねえ天音ってさぁ、天然なの?そうだよね?」


突然、琉羽にそんなことを言われて理由を考えてみたけど分からない。



そう思われるような行動をした覚えもなくて。


決めつけてる……。


首をかしげながら、「なんで?」って、聞いてみた。



「んー?前にさ、みっつーと2人で出かけてたでしょ?あっさり光邦とのデート了承しちゃうんだなって思ったから」


……デート…


デート、デート…?


光邦もしきりに強調してたな。


なんでだろう…。


首を傾げてみせると、「ほら、それのこと」なんて、わけの分からないことを言われる。



「とゆーかデートだよね、それ」


はっきり、断言された。



——帰宅後。


パソコンを立ち上げて調べてみた。



え、と……


『デートとは、親しい男女が前もって日時を決めて会うこと』



「……だって…」


ね、とパソコンを貸してくれた楓斗を振り返って意見を求める。