一人では諸々、決めかねることもあるということで、琉羽にも参加してもらって話し合い中。
ちなみに空はというと……
「うおっ!?なんだ!?急に棚が重くなった!!」
「肩が…!!肩がぁ…!!」
「おい久遠、寝てんのか!?」
「………スー…スー…」
棚の運び出し中に眠ってしまい、全く戦力になっていなかった。
さっきまで頑張って眠気と戦ってたのに…。
それもその場凌ぎだった。
学校にいる間、寝ている時間の方が長い、猫のような空には耐えられなかったらしい。
即戦力にならないとなると、今度は人員不足という危機に陥る。
そんな中で、抜け出す人がいようものなら、一種の制裁を受けることになるくらいに。
ちなみに、空の場合は習慣的なものだからカウントされない。
なんで。不公平……。
まあ、空だからと思えばそれだけで許せる。
「んじゃ今日はこれくらいにして帰るかぁ」

