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「……え…っと、それを途中で邪魔されて…」
「…っておい。邪魔したってなんだよ」
鋭く睨み見据えてくる楓斗から不自然に目を逸らす。
じゃなきゃ、睨み殺されそうだったから。
「え、っと……あっ、でも楽しかったよ?」
「どーでもええわ」
慌てて付け加えた言葉も、光邦によってピシャリと払われた。
い、一刀両断……された。
ささやかな反撃の機会を伺っていると。
「……そ、空…?苦し…」
徐々に空の回された腕の力が強くなっている気が……しなくもない。
え、なにこれ…
動いたら更に締め上げるって寸法…?
「助け……聖、首…っ」
思わず、一番側にいた聖に助けを求めた。
……けど。
「ん?どうしたの?」
眩しいくらいのキラキラ笑顔を向けられた。
え、笑顔が怖い……。
そんなプレゼントいらない…。

