「今の電話なんやったん?あま……ヒッ!」
不機嫌を露わにして、八つ当たりよろしく光邦を無言で睨みつけると、小さく悲鳴をあげた。
隅で縮こまる光邦は可哀想だったけど、今更引っ込みもつかなくて放っておく。
はあ、と大きく息をつく。
頭の中は、みんなをどう誘おうかとそればかりだった。
拗ねたお母さんは面倒くさいし、無視したら絶対怒るだろうし。
みんな来られなければいいのに、と5人の予定が合わないことを祈った。
けど、その後。
事情を話すと、若干一名の例外を除いて全員が快く同伴を承諾。
祈りは届かずに終わったのだった。

