『貴方、夏休みくらい家に帰ってきなさいよ』
「……」
『ほらそこ、面倒くさいとか思わない!』
鋭い指摘に、ぎくり。
まさに今、面倒くさいって思ってたところだったからびっくりした。
『あ、そうそう。寮の子達もぜひ連れてきてね♪』
「……え、なんで…」
『いい!?絶対帰ってくるのよ!じゃあね!』
そう、有無を言わせず電話を切られた。
通話終了と表示された画面を見つめて、怒りをぶつけるようにケータイの蓋を叩くように閉じる。
明らかに機嫌を悪くした私に光邦は不思議そうな顔をして声をかけてきた。
メニュー